何もできない自分に、自己嫌悪してしまう時
日々の生活に追われて、やろうと思っていたことがなかなかできない⋯。
もしくは時間はあるけど、やる気力がない。
そのまま時間が流れていって、何も成し遂げていない自分に自己嫌悪⋯。
どうすればいいか考えるのも億劫になっていく、そういう時はありませんか?
前向きな言葉が、かえって苦しくなる
世の中には前向きなメッセージがたくさんありますよね。
死ぬまであっという間だから、悩んでいる時間がもったいない。
過去を悔やんでも仕方がないから、今を見よう。
目標を小分けにして、スモールステップで進んでいこう。などなど⋯
確かにその通りなんです。
でも、頭でわかっていても、それができない時期もありますよね。
感情だけが、置いてけぼりにされていく感じです。
「下に落ちないこと」という考え方に救われた
そういう時に、思考の転換に役立った言葉を紹介します。
それは、「今は上を目指す時じゃない。下に落ちないことを意識する時期」です。
落ち込む時は誰にだってあります。
そういう時に、正常時と同じ考えや行動はなかなかできません。
早く落ち込みから脱却して前向きになろうとするより、これ以上落ちないように意識することが大事です。
何かを増やすのではなく、ダメージを最小限に抑えるのです。
傍から見たら、何もしていないように見えるかもしれません。
でもそれでいいんです。
何もしないことで、自分の心を守っているのです。
これ以上壊れないようにしているのです。
それは甘えでもなく、立派な生存戦略の1つです。
私が「回復期」に入ると決めた日のこと
「今は上を目指す時じゃない。下に落ちないことを意識する時期」
この言葉は、実際に私が落ち込んでいた時に、相談した相手にかけてもらったものです。
私はある日曜日に「今週はこれを頑張って、1週間できたらご褒美!」と前向きに1週間の予定を立てていました。
しかし、実際頑張れたのは月曜日だけ。
しかも月曜日の夜に、禁止していたポテトチップスを買ってしまい、自分との約束を守れない駄目なやつ⋯とすごく落ち込みました。
いや、1週間頑張れないタイプとわかったからOK!
また明日から頑張ろう!そう思おうともしました。
でも、頭ではそう思えても、心はずっと沈んだまま。
もうどうでもいいや⋯と自堕落に過ごす日が続きました。
5日程経った時、そろそろ立て直さないと⋯と思い、「今後どうしたらいいか」と相談した際に返ってきた言葉が「下に落ちないことを意識」でした。
ずっと何かをしないとと思っていた自分にとって、新鮮な考え方でした。
それまでは生活習慣を整えないととか、スマホ見る時間を減らさないととか考えていましたが、その考えを一旦やめました。
理想的な生活ができなくても、一旦は考えない。
毎日起きて、仕事に行けたらそれでいい。
今の自分は回復期だから、難しいことは考えない。
未来の不安は一旦無視して、ただ毎日を生きることを優先しました。
回復は、前に進むことではなく「底を固めること」
何もしていない時期が続くと、焦るものです。
早く元気にならなくちゃ、と前向きな考えを意識すると余計に辛いです。
何かをしなくちゃと行動を増やすのではなく、何もしない、とりあえずこれ以上は下がらないを意識すると、生きるハードルが極端に下がりました。
そうして日々を過ごしていくと、ある日ちょっとだけ、何かやってみようかなという気になります。
鬱々とした感情が少し軽くなって、自然と鏡に映る自分に笑いかけられるようになったり。
コンビニで買った肉まんが、美味しく感じられたり。
ちょっとずつ、物事をいいほうに感じられるようになっていきます。
そこではじめて、ああ元気になってきたのかなと気づきました。
回復期というのは、バケツの穴を塞いで、じっと水が溜まるのを待つことだと思います。
穴を塞がずに、一生懸命水の量を増やそうとしても、水は流れていくばかりでうまくいきません。
ポツン、ポツンと一滴ずつしか水が落ちてこないから、このままで水が溜まるのかな⋯と不安になることもあるでしょうけど、時間が経てば必ず溜まります。
そうして少しずつ溜まってきて、気力が少しずつ戻ってくれば、自然と前向きな考え方ができていくものなんだと思います。
何もできない日は、回復が止まっているわけじゃない
何もできない⋯と落ち込んでいたって、それでいいんです。
今のあなたはきっと回復期なんです。
今まで頑張ってきたんだから、立ち止まっても大丈夫です。
全然頑張ってない、だから早く前進しないといけないと思う人もいるかもしれません。
でもそれができないから、落ち込んでしまっているんですよね。
そういう時は、無理に上を見なくていいんです。
下に落ちないようにだけ、気をつけましょう。
下に落ちなかった1日は、もう十分すぎるほど
もし今日、
ご飯を食べることができたなら。
起き上がることができたなら。
それが無理でも、ベッドの中で自分を守れたなら。
それだけで、今日はもう十分なんです。
何かを成し遂げていなくても、
前向きなことを考えられなくても
自分を責める声が、ほんの少しでも弱まったなら。
それは、ちゃんと「下に落ちなかった1日」です。
焦らなくて大丈夫です。
元気になったからといって、すぐに動き出さなくてもいい。
「ここまで戻ってきた自分」を褒めてあげましょう。
何もできていない日なんて、きっとありません。
だってあなたは今、自分の心を守っています。
それができているだけで、すごく立派なことなんです。


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